MEMO

日常の呟きから小説裏話まで
2017年07月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2017年09月

小説投稿サイト「カクヨム」にて「300字SSポストカードラリー」参加作品を公開しております


 小説投稿サイト「カクヨム」さんにて、「掌編集:300字SSポストカードラリー」の公開をはじめました。
 
 こちらはテキレボ内有志企画「300字SSポストカードラリー」に参加した作品達です。(サイト上ですでに公開済みのものも含みます)

 サイト上ではあちこちに分散してしまっているので、まとめ読みできるところがあったらいいかな、と思い立ちましてヽ(^。^)ノ
 一日一作品ずつ、一週間ほど上げていきますので、是非お付き合いください。

 ※なお、二次創作作品は上げておりません。そちらはPixivにございますのでそちらからご覧くださいm(__)m

Twitter300字ss・「渡す」


 300字という字数内で一週間掛けて完結した小説を書き、それを公開して交流や宣伝に役立てようという「Twitter300字ss」。第三十四回目のお題は「渡す」です!


『合鍵』

「はい」
 まるで新聞でも手渡すように、ひょいと差し出されたのは、一本の鍵。
「なんだよ、これ」
「鍵だけど?」
「んなこたぁ分かってら! なんで俺がこの店の鍵を持たなきゃならねえんだ!」
 そもそも、この店の扉に鍵などついていただろうか。訝しむオルトに、店主は得意げに胸を張った。
「女の子が寝泊まりする家に鍵がかからないのは不用心だと思って」
 とても、壊れかけた扉を一年も放置していた人物の発言とは思えない。
「鍵があれば、いつでも入れるでしょ」
 これで安心して昼寝が出来る、と手放しで喜ぶ店主に、やれやれと頭を掻く。
 信用してるから、などとは決して言わないくせに、こういうことを平気でやるから、この男は油断ならないのだ。



『カササギ』

 連結橋を接続する時は、いつだってドキドキする。
 小型宇宙船とコロニーを繋ぐ白い連結橋。ナビゲーターの指示に従って停止し、ゆっくりと伸びてくる武骨な「翼」を、今か今かと待ち構える。
『こちらコントロール。《カササギ》の接続を確認。これよりハッチを開けます」
「了解!」
 返事をするのももどかしく、ブリッジを飛び出して薄暗い廊下をひた走る。
 三重の機密扉の向こう、細長い通路の先にはきっと――待ち焦がれた君がいる。

「お帰りなさい、あなた!」
「ただいま、奥さん」

 コロニー《ベガ2》と外宇宙船《アルタイル》を繋ぐ連結橋。その名の由来は、もう誰も知らないけれど。
 失われた神話をなぞるように、一年に一度の逢瀬は果たされる。





『合鍵』
…拙作『世界樹の街』シリーズ(仮)(だんだん短くなっていく仮シリーズ名w)より、骨董店の合鍵を渡されるオルト君の巻。
 テキレボ5頒布のコピー本「垂れ耳エルフと世界樹の街」をご覧の方はご存じの通り、オルトが配達員として骨董店に通い始めた頃から、骨董店の扉は壊れていて、蹴り飛ばさないと開かない仕様でした(笑)

 春になってようやく直したようですが、その時はまだ鍵がついていなかったはず。
 自称・魔導人形ちゃんが転がり込んできてから、急遽取り付けた模様です。

 骨董品が数多くあるのに不用心すぎやしないかと思いますが、そもそもあの店にあるのは「普通の人には価値が分からない」ガラクタばっかりな気がする……。

『カササギ』
…七夕の神話をSF風味に味付けてみましたヽ(^。^)ノ
 実は「渡す」というお題を見た時、最初に思いついたのは「橋渡しをする」で、そこからこういう流れに。
 遥か未来、遠い宇宙の果てで。失われた神話をなぞるように。
 

れすれす・6/17に一言フォームよりメッセージをくださった方へ


 6/17に一言フォームよりメッセージをくださったTさん:

 メールアドレスにお返事をお送りしたのですが、戻って来てしまったので、こちらより失礼いたします。


 15年来のお付き合い、ありがとうございます! とても嬉しいです!
 Tales of Farnはもともと、リファというキャラを生み出すきっかけとなったお話なので、ゆっくりではありますが、着実に書き連ねていきたいと思っております。
 
 何分遅筆で浮気性なもので、連載が滞っており、大変ご迷惑をおかけいたしておりますが、どうぞ気長にお待ちいただければ幸いです。
 
  これからも星明かり亭をよろしくお願い申し上げます!
 

ごちゃまぜ書庫・「PRAY ~花に願いを~」TOPページのMIDIを外しました


 ごちゃまぜ書庫・「PRAY ~花に願いを~」のTOPページにはこれまで、「空と風が出会う場所」という曲名のMIDI(G2-MIDIさんで配布されているオリジナル楽曲)を流しておりました。

 しかしこの「MIDI」というファイル形式自体が、IE上では再生可能なのですが、Chrome上では上手く流すことができなくて(方法はあるようなのですが、ちょっとめんどくさくて)、思い切って外すことにいたしました。

 曲は現在も「G2-MIDI」さんで配布中ですので、ぜひそちらでお聞きいただければと思います。ちょっと物悲しくて、草のにおいが混じる風のような、素敵な楽曲です!

Twitter300字ss・「かさ」


 300字という字数内で一週間掛けて完結した小説を書き、それを公開して交流や宣伝に役立てようという「Twitter300字ss」。第三十三回目のお題は「かさ」です!

 傘・笠・暈……と色々悩んだ末にこうなりました。


『キノコの森の音楽会』


「今夜、『月光キノコの森』で音楽会があるんだ」
 そんな話が出たのは、雨に降り込められた午後。
「なんだそりゃ?」
 情報通の配達人が首を傾げるくらいだから、新入りの看板娘が知る由もない。
「まあまあ、騙されたと思ってついて来て」
 揃いの雨具に身を包み、向かったのは世界樹の根元。
 うねる根っこの隙間を通り抜け、辿り着いたのは――巨大キノコが生い茂る森。
「なんだこりゃ!」
「とても幻想的です!」
 ぼんやりと光るキノコの下、奏でられる楽の音はしっとりと柔らかく。
 巨大なかさが弾く雨粒は、小気味のいいリズムを刻む。
 キノコの光が薄れ出したら、終幕の合図。
「長雨の夜に、またお会いいたしましょう!」
 挨拶と共に、闇の帳が降りた。




 拙作『垂れ耳エルフと世界樹の街』シリーズ(と言っていいのだろうか)より、骨董店のぐうたら店主ユージーン、世話焼きな配達人のオルト、いつの間にかちゃっかり骨董店の看板娘に収まった自称『魔導人形』ちゃんのトリオにご登場願いました。

 企画説明文に「キノコのかさ」等って書いてあったのを見た瞬間に、こういうネタが思いついてしまい(^^ゞ

 ちなみに、この 『世界樹の街』は街区ごとに色々な世界が繋ぎ合わさって出来ているのですが、肝心要の『世界樹』も、色々と謎が多いようです。