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date :2016年05月

星明かり亭は17周年を迎えました\(^o^)/


 五月も終わりに近いところでいうことでもないのですが、この五月で当「星明かり亭」は17周年を迎えました!

 17年……(遠い目) 思えば遠くへきたもんだ……\(゜ロ\)(/ロ゜)/ って毎年言ってる気がしますが(笑)

 去年の16周年記念企画もちゃんと終わらせていないので、今年は何も企画を行う予定はありませんが、現在進行形の「でんたまアンソロジー」にその分、力を入れていきたいと思っています\(^o^)/


 さて。

 ここ数年でweb小説界隈も色々と変化が起きておりますが、何よりもびっくりしたのは「個人サイト」がすでに「過去のもの」として扱われ始めているということでしょうか。
 「小説家になろう」や「Pixiv小説」、また「カクヨム」などの専用投稿サイトの台頭、またツイッターなど気軽に発表できる場が増えてきたこともあるのか、めっきり減った……のではありませんね、「放置サイトの増加」と「新たに増えない」という感じがします。

 私はちょうど、個人が無料で借りられるレンタルホームページサービスが台頭してきた時代に、大学の授業でHTMLを学んだこともあって、それこそ授業の延長で個人サイトを始め、そこから延々と運営しております。

 途中、ウェブログが台頭してきたり、ケータイ小説が流行ったり、会員制のSNSが出てきて、いつしか登録制に変わっていったりと、web界隈の移り変わりをずっと眺めてきました。

 小説専用の投稿サイトもどんどんと増えて、手軽に投稿・管理が出来て、人目にも触れやすかったり、閲覧数がはっきり見えたりすることは確かに利点だと思うんですが、「ページ体裁を自分でいじれない」「評価や反応が気になってしまう」という点がどうにも合わない感じで、あまり積極的に使う気になれず(^_^;)

 私はこの個人サイトで、のんびりまったり、自分のペースで作品を公開していくのが一番性に合ってるな、ということを、改めて実感しております。

 相変わらず更新ペースが亀のごとしですが、どうぞこれからもお付き合いいただければと思います。

 見守って下さる皆様に、最大級の感謝をこめて。
 

SS・竜と少年


 ぎりぎり滑り込みになってしまいましたが、5/12は「でんたま」主人公が一、ラウルの誕生日(正確には拾われた日)だったりします。
 ふと思いついてSSを書いてみました~。



 誕生日の贈り物だと言って渡されたのは、表紙にきれいな竜の絵が描かれた絵本だった。
 一瞬でもその絵に見とれてしまったことが恥ずかしくて、ついそっぽを向く。
「ガキでもないのに絵本なんて読むかよ!」
「なに、字の勉強になるからいいだろう」
 そう真顔で答えられ、思わずむきになって言い返す。
「もうこのくらい読めるに決まってるだろ!」
「じゃあ読んでみろ」
 ……なんだか嵌められたような気がするが、読めると言ってしまったのだから読まないわけにはいかないじゃないか。
 ええと、題名は――。
「竜と少年……?」
 装飾の多い題字をどうにか読み解くと、正解とばかりに頷かれた。それが悔しくて、急いで頁をめくる。
「……昔々、霧深い谷に、七色に光る鱗を持つ、それはそれは美しい竜が暮らしていました……」
 つっかえないように、ゆっくり、慎重に。
 最初は恐々追いかけていた文字が、美しい挿絵と共に物語を紡いでいくさまは、とても楽しくて。
 わくわくしながら読み進めているうちに、気づけば物語は終盤に差し掛かり、谷に迷い込んだことがきっかけで竜と友情を育んだ少年は、悪の魔法使いを倒し、囚われの姫君を救い出して――。
 そして物語は、少年が褒美や名誉をすべて投げ打って城を飛び出したところで終わりを迎えた。
「……少年にとって何よりも大切だったのは、財宝でも、美しい姫君でもなく、喜びも悩みも苦しみも、すべてを分かち合ってきた、大切な友達だったのです。そうして竜と少年はいつまでも、霧深い谷で幸せに暮らしました。おしまい」
 めでたしめでたし、と結ばれていなかったのは、それが誰もが望むような幸せな結末ではなかったからだろうか。
 そんなことを思いながら本を閉じれば、力強い拍手が鳴り響いた。
「上手に読めたな。いやはや、驚いた」
 どこか得意げな様子で手を打ち続ける養父に、けっと毒づく。
「当たり前だろ」
 誰に教わったと思ってるんだ、という言葉は、さすがに気恥ずかしくてぐっと飲み込んだ。
「次はもっと難しい本にしよう。ああそうだ、どうせだから説法集でも持ってこようか」
「誰が読むか! そんな辛気臭いもん!」
 冗談だ、と答えながら、絵本の表紙に視線を落とし、懐かしそうに微笑む養父。
「その本はな、私が小さい頃読んだ中で、一番のお気に入りだった本なんだ」
 意外な言葉に、思わず目を見張れば、養父はどこか照れくさそうに頭を掻いた。
「たいていの物語は、勇者がお姫様と結ばれておしまいだ。それまで苦労を共にした仲間も、旅の途中で出会った不思議な友達も、大抵は物語の中に埋没してしまう。だが、その話は違っただろう?」
 姫を救ってくれた褒美に、姫と結婚することを許そう。そんな王様の提案に、少年はきっぱりと首を横に振った。
 出会ったばかりのお姫様よりも、これまでずっと共に過ごし、苦労を分かち合った竜と一緒にいたい。それはどんな宝物にも代えがたい、一番の褒美なのだと、少年はそう答えたのだ。
「自分にとって本当に大事なものは何か。そんなことを考えさせられたお話だ。まあ、そんな理屈っぽいことは抜きにして、私はその少年のように、竜の背に乗って世界中を旅してみたかっただけなんだがね」
 琥珀色の瞳を楽しげに輝かせて、さてと椅子から立ち上がる。
「もう夜も遅い。さっき読み間違えたところについては、また明日だな」
「げっ……」
 思わず顔をしかめたところに、武骨な手が降ってきて、髪をぐしゃりとやられる。
「誕生日おめでとう、ラウル。お休み。良い夢を」
 そそくさと去っていく養父の、どこか照れくさそうな横顔をぼけっと見つめていたから、久しぶりに名前で呼ばれたことに気づくのに、大分時間がかかった。
「ふん……」
 名前をくれた。住む場所をくれた。生きる意味をくれた。
 それが何よりの――十分すぎるほどの「贈り物」だということを、あのくそじじいはきっと、分かっていない。


 おしまい

Farn World : Fragment・春告鳥


 幻想世界ファーンのお話のうち、どこのシリーズにも属さないものを集めた「Farn World : Fragment」に「春告鳥」をアップしました。

 こちらは「第二十二回文学フリマ東京」の有志企画「鳥散歩」参加作品。無料配布ポストカードとして配布したものです。
 つい癖で、300字で考えようとしてしまって、しかしどうしても300字に収まりきらず、前半300字・後半300字の計600字で構成されております。(そういうところだけ無駄にこだわる)

 今回更新をしてみて、改めてこの「Fragment」のラインナップを見てみると、空人の配達人の話ばかりでした(笑)

 もう一つ二つネタがあるので、そのうち……。

第二十二回文学フリマ東京 イベントレポート


 5/1(日)に行われた「第二十二回文学フリマ東京」にサークル参加してまいりました!

 文学フリマは初参加! これまでずっと気になってはいたのですが、参加する勇気がなくて(笑) 去年一般参加して雰囲気を掴めたので、出ても大丈夫かも!(笑) ということで、勇気を振り絞ってサークル参加してみました。

 会場は文学フリマ初となる「東京流通センター第一会場」。当日はサークル入場開始時刻である10時ピッタリに着くようにモノレールで向かったのですが、「流通センター」駅で下車時にボタンを飛ばして親切なお姉さんに拾っていただくというハプニングが(^_^;) お姉さん、その節はありがとうございました~! やっぱり私のボタンでしたー!!

 さて、今回は新刊がないため、ろくに準備もせずのほほーんとしてたのですが、急遽「鳥散歩」企画に参加させていただくことになり、無料配布のポストカード「春告鳥」を作成。
 あと作ったのはA3ポスターと、ツイッターアイコンが変わったので新しいものを入れた名刺。そして今回からの試みで、「読了報告カード」というものを作ってみました。

 腰のことを考えて既刊はすべて宅配搬入したので、当日の荷物は陳列用の什器だけ♪ 身軽でいいですなー。
 
 しかも今回、初参加なのに島角のスペースを頂けてしまったので、搬入も設営もとても楽でしたー♪

第二十二回文学フリマ東京

 当日の机上はこんな感じ。左下が空いているのは、委託本がまだ届いてない時の写真だからです(^^ゞ

 今回、在庫を平積みするのではなく、見本のみスタンドに立てて陳列する形を取ったのですが、どうだったかな……?

 なんとか開場前に設営も終わり、開場後はすぐに、委託本を持って伊崎さんがいらして下さり\(^o^)/ お昼前にはカオスさんも到着して、おしゃべりしながらまったり売り子してました~。

 途中、お二人に店番をお願いして、つたゐさんのところとにゃんしーさんのところにすあまを積みに行ったり、ツイッターで気になっていた「木の葉スケッチ」さんのところへ行って「スナフキン」について尋ねたり(笑) してきました。

 あと、今回気になっていた「カレー」と「コーヒー」! どちらも堪能させていただきました~。カレー&ナンでめっちゃお腹いっぱいになりました\(^o^)/ 後から気づいたんだけど、お店の横にレンジがあった……! 温めて食べられたんだ……。


 閉会まで会場にいましたが、おかげさまでテキレボ3より無料配布していたコピー本「クリムゾンゲート」は全て捌け、またToFも残部僅少となりました。

 次回は10/23のコミティアにサークル参加予定ですが、それ以降は現時点でサークル参加予定がほぼないので、気になる本がございましたら自家通販またはBOOTHをどうぞご利用ください!


 初めて参加した文学フリマですが、テキレボの時も思いましたが、わざわざ「小説本です」と断らなくていいこと」「本をパラパラめくって「なんだマンガじゃないんだ」と吐き捨てられないこと」がこれほど楽とは……(^^ゞ

 そして、あんなにも多くの「文章系の創作活動をしている」人がいるということが、本当にすごいなあ、と(^^ゞ

 リアル友に創作系の趣味を持つ人間がほとんどいないので(漫研出身にもかかわらず、ですよ!)、同好の士があんなにもいるということが本当にうれしいのです。

 来年はバレエの発表会がある関係で、ほぼサークル活動は出来ないのですが(主に金銭的な理由で・涙)また機会があれば是非、参加したいと思ったイベントでした!!

 ご来場いただいた皆さん、お声をかけてくださった皆さん、そして当日、お手伝いをしてくださった伊崎さん、カオスさん、本当にありがとうございました!!


第二十二回文学フリマ東京・参加情報


 2016.05.01(日) 第二十二回文学フリマ東京 (東京流通センター 第一展示場 11:00~16:00)

 カ-24 星明かり亭

 文学作品の展示即売会「文学フリマ」通称「文フリ」、初参加でございます!


頒布物一覧

 

・伝説の卵神官シリーズ外伝 Letters ~春嵐の窓辺~
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 (A6サイズ・オンデマンド・300円)

 …伝説の卵神官シリーズ外伝。「未来の卵」より約15年前。ユーク高司祭ダリス=エバストの元に届いた一通の手紙が、嵐を巻き起こす……!? 「でんたま」主人公ラウルとその養父ダリスの過去話です!

・伝説の卵神官シリーズ第一部「未来の卵」上下巻(各500円)
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 …北大陸へと左遷されてきた神官ラウルと彼が拾った卵が織り成す、ドタバタ辺境ファンタジー!

・伝説の卵神官シリーズ外伝 眠リ猫ノ夢 (500円)
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 …エスト村長ヒュー=エバンスの若かりし頃を描いた、甘くて苦い? 恋愛モノです!

・Tales of Farn-01~03 (各300円)
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 …親の仇を探す剣士ラーンとその相棒リファ。西大陸にやってきた二人組が出会ったのは……!?

※既刊は基本的にすべて持ち込むつもりです。展示されていないものにつきましても、お気軽にお声かけください!


○委託販売

・お題de合同本企画「立てこもり」(400円)
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・お題de合同本企画2「つめこみっ!」(600円)
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・同一プロットアンソロジー『あるべき時、あるべき場所で』
→→詳細はこちら

※イベントなどでお世話になっております伊崎美悦さんが表紙を担当されたアンソロジーです! 主催さまのサークル(キ‐41 MOZA MOZA)さまでも頒布されております!


○無料配布

・「クリムゾンゲート」
 …サイト&小説になろう掲載の短編ですが、お気に入りなので、ご挨拶代わりに無料配布本にします。あまり量は刷れないので、確実にゲットしたい方はお早めに\(^o^)/

・無料配布ポストカード「春告鳥」
 …「鳥散歩」企画(後述)参加作品です♪ 無料配布なので是非もっていってください~(^^ゞ
600sspostcard.jpg


○企画「鳥散歩」に参加します!

 有志企画「鳥散歩」に参加いたします! 鳥が出てくる作品を集めた紹介ペーパーを主催者様のサークル「キ-43 人生は緑色」さまで配布されますので、宝の地図を見ながらお好みの鳥作品をゲットしてください(^^)/

 


 文学フリマ東京は一般入場無料です! カタログも無料配布されます。またwebカタログもございます!
 GWはイベントが目白押しですが、体力に余裕のある方(笑) ぜひ遊びに来てください\(^o^)/


※この記事はイベント終了までTOPに表示されます 

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  • Author:seeds
  •  オリジナル小説サイト「星明かり亭」を運営するへっぽこモノカキ(^^ゞ
     猫好きだが猫アレルギー……orz

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