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日常の呟きから小説裏話まで
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Twitter300字ss・「雲」

 300字という字数内で一週間掛けて完結した小説を書き、それを公開して交流や宣伝に役立てようという「Twitter300字ss」。
 第三十六回目のお題は「雲」です!
 前回はネタが思い浮かばず参加できなかったので、今度こそ!!


『雲海の燕』


 クラウディオ・シティは「雲海に浮かぶ街」だ。正しくは世界そのものが雲海に覆われ、雲の下を知る者はいない。
 どこまでも広がる空、そして雲海を漂う大小の浮島。それが世界のすべてであり、人々はそれを疑いもしない。
 浮島に暮らす人々の「足」はずばり航空機。一人乗りの小型機から島々を巡航する大型の飛空艇まで様々な種類があるが、中でも子供達に人気なのが「雲海の燕」だ。
「おかあさーん、《燕》が来たよ!!」
 歓声に応えるように、銀色の機体が翼を振る。尾翼に描かれた《燕》のエンブレムは、各地に手紙を届ける「郵便機」を示すマークだ。
 そこに手紙を待つ人がいる限り、彼らはどこへでも飛んでいく。
 果てなき雲海の、その彼方まで。




 実はこれ「垂れ耳エルフと世界樹の街」シリーズに出てくる九番街の話なんですが、ここだけ読むと分かんないよね、と思って独立させました(^^ゞ
 九番街は雲海の街。この街のみ、手紙はオルトのような翼人の配達人ではなく、郵便飛行機が配っています。