でんたま外伝に登場する人間には、花の名がつけられていることが多いのです。
これはもともと、番外編競作第一弾「その花の名前は」への参加作品を書いていた時、せっかくだからヒロインの名前を花の名前からとろう、どうせなら花言葉も考慮してつけてみよう、と思ったから。
それ以降、キャラ名を考える時にはついつい、「花」や「花言葉」を意識するようになりました。
最新作「野薔薇に寄す」のヒロインは、なかでも一番名づけに難航したキャラだったりします。
プロット段階では作品タイトルも決まっておらず、キャラ名も「歌姫(仮)」「傭兵(仮)」と書かれていました。つまり何にも決まってなかったんです(笑)
で、プロットが終了した段階で必死に名前を考えたんですが、これがなかなか決まらない。
傭兵の方は、作中にもあった通り「歌」という意味を連想させる名前ということで、各言語の「歌」に関する単語を洗いざらい調べたんですが、どうにも「これ!」というものが見つからない(T_T)
仕方なく、「サガ(Saga=〔アイスランド語で、物語の意〕古ノルド語による古代・中世の北欧散文物語の総称。サーガ)」とつけてみたんですが、これもなんだかしっくりこない。
で、色々考えた挙句、「ソング」「スウィング」辺りから連想して、「スウェン」と名づけました。
そして肝心のヒロインですが、まずは恒例の「花言葉チェック」(笑)をして、いくつか候補を選び出しました。
最初に上がったのは「アザレア(つつじ・花言葉は愛の喜び・自制心・節制)」。しかし、つつじのイメージが歌姫に合わず、没。
次が「ライラ」。ライラック(花言葉は愛の芽生え・愛の最初の感情・青春の喜び・若き日の思い出・初恋の感動・無邪気・若さ・友情など)からとったこの名前は、ラウルとも語感が似ていていいかな、と思い、ほぼ決定しかけていたんですが、実際にこの名前にして書いてみると、なんだかしっくりこない。
何より、私がこの歌姫に持っていたイメージ色は「赤」。しかしライラックの花は紫や白がほとんど。どうにもイメージ合わずに、この名前もあえなく没。
で、今度は花の色を念頭に探し始めたところ、今度は花言葉が合わない(>_<)
で、考えあぐねた結果、あまりにもイメージが強すぎたためにあえて候補から外していた「薔薇」が残った、とこういうわけです。
「ローズ」だと某web漫画に登場する男装の麗人(^^ゞ と被ってしまうので、イタリア語の発音で「ローザ」にしてみました。
彼女の名前が決まったところで、タイトルも決定。作中の歌も決定。かくして「野薔薇に寄す」が完成したわけです。
薔薇の花言葉は色や状態によって様々ですが(棘にも花言葉があるらしいですよ! ちなみに「不幸中の幸い」だそうな(^_^;)、全体的な花言葉は「愛」「情熱」といったもの。
決まってみれば、これほど彼女に相応しい名前は他にないのではないか、と思います。